IT初心者向けの情報処理試験であるITパスポートの独学勉強方法と
おすすめ参考書をお伝えします。
また、ITパスポート(Iパス)は就職や転職時にどう評価されるのか教えます。
ITパスポートとはどんなもの?
ITパスポートはIPAが行っている試験の中で最も簡単な試験に位置します。
上図の左下が該当します。
位置づけとしては「全ての社会人」向けの
「ITを利用するための共通的基礎知識」となっています。
「情報処理技術者」のためではない、ということが解ります。
ITパスポートの難易度、必要な勉強時間、体験記
一番簡単な位置に入っているものの、
あなたが全くのIT初心者、ド素人ならそれなりに勉強をする必要があります。
50時間は勉強をした方がいいでしょう。
私は学生時代に就職活動に向けてITパスポートを取得しました。
私自身が文系出身で学校も全くの畑違いだったたため、
かなりしんどかったです。ただ、合格はできました。
(当時はシスアドという名前で比較すると難易度は落ちているようですが)
予備校なんかで講習をやっていたりしますが、
独学でも十分合格を狙えます。
ITパスポートの合格率、合格点、試験について
IPAでの統計資料を見てみよう。
合格率は平均して約50%。
低いとみるか高いとみるかは人それぞれだが、2人に1人は合格すると
考えると、試験としての難易度はかなり低いと言えます。
受験者の内訳としては社会人が役6割が社会人、
4割が学生から構成されている。
合格率は社会人が60%、学生が36%程度となっている。
勉強する時間を確保することが難しい社会人の方が圧倒的に高い。
これは働く上で焦りを感じることや、会社からの圧力からと考えている。
ITパスポートの合格率(IT系、非IT系)
最上段の社会人内訳【IT系】【非IT系】を見てみよう。
なんと非IT系の方が合格率が高い。
このことからはITパスポートの受験において
文系・理系は関係ないということについては明らかだと言えるのではないだろうか。
ITパスポートの受験料と合格点
受験料は 5,700円(消費税込み)となっている。
ITパスポートは取得すると就職や実務で役立つのか
これは業種よります。
・IT系企業
・ITとは無縁の企業
大きく分けてしまうと上記2つとなる。
ITパスポートを持ってIT企業を受験する場合
当然、持っていないよりは評価します。
ただ、あなたがもし理系でしかも情報系の学部だったりするなら
「なぜ、基本情報や応用情報ではなくIパスなのか」と思われることは間違いないです。
会社の規模や業務内容によるものの、
ITパスポートを持っててもまるで評価されないといっていいです。
ないよりはマシというレベルの評価になってしまうので
IT企業を狙うなら「基本情報技術者試験」を目指すことをお勧めします。
基本情報技術者試験についてはこちらをチェック。
もちろん少しずつステップアップしたい方や
少しでも面接で有利に見られたい方はITパスポートを取得しましょう。
努力できる向上心のある人間だとうまくアピールできるなら
Iパスも立派な武器です。
ITパスポートを持ってIT以外の企業を受験する場合
そもそも認知度が低い傾向にあります。
採用担当者が「ITパスポート・・・?」となることが少なくありません。
ITパスポートはIPAの中では簡単な部類ですが、
情報系ではない方からすると結構難しいです。
そのため、採用担当の方がITパスポートについて知っている方であれば
評価しますし、
知らない方にもITパスポートを取得したこと、
向上心を持って常に勉強をしていることを
アピールすることができれば有利であると言えます。
いずれにしてもアピールの方法が肝でしょう。
IT初心者のためのITパスポートの独学勉強方法
ITパスポートに独学合格するにはオススメ参考書で勉強するだけ
ITの事は全くわからない初心者がITパスポートを受験しようと思ったとき、
恐らく何からすればいいのか、何をしたら合格できるのか、
ITパスポートの勉強方法が解らず不安に思うでしょう。
答えは簡単で、参考書をひたすらよんで、過去問を解くことです。
私が紹介するオススメの参考書を解き続ければ、
初心者でもITパスポートに合格できるくらいの実力が付くでしょう。
ITパスポートを独学で勉強するのに最適な参考書
あなたがITパスポートを取ることを決めたなら
まずは参考書を手に入れてください。
参考書が無いと話になりません。
参考書はITパスポートパーフェクトラーニング過去問題集
平成29年【下半期】 ITパスポートパーフェクトラーニング過去問題集 (情報処理技術者試験)
独学合格なら『栢木先生のITパスポート』がオススメの参考書
完全に自信が無いという方はこちらを合わせて利用すると、
ITパスポートの独学での合格に必要な知識の理解が早まると思います。
ITパスポートの受験申込しよう。
結局受験申し込みをしないと、なかなかやる気にならないのでは?
逆に言うと申し込みさえしてしまえば、受けなきゃいけません。
受けなきゃ受験料も無駄になりますよ。
まず、受験申込、そして勉強。
ITパスポートを取得したら
基本情報技術者試験、応用情報技術者試験と
ステップアップしていきましょう。
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